ウィーンから帰国して早1週間。たまったお仕事と時差ボケと闘っています。
写真は母校のウィーン国立音楽大学にて、私の師匠であるジュゼッペ•マリオッティ教授と。
私は現在、同時に3人の 先生に師事していますが、マリオッティ教授の元では既に約5年間学んでいます
マリオッティ先生は教授としては勿論のこと、お人柄も大変に素晴らしく、明るく、上品で、教養が高く、素晴らしいお方で、とても”ウィーン的”なお方だと感じています。マリオッティ先生は私のウィーン留学時代の師匠であった故ノエル•フローレス教授と同門であった事もあり、故フローレス先生とも雰囲気やご指導が共通するところも多く、私は先生をとても信頼、そして尊敬しています。
故フローレス先生↓
私は、自分が演奏する立場としては勿論のこと、「先生」として教える立場としても、何歳になっても一生勉強をし続けていきたいと思っていて、それは私の 先生達もまた同じようです。
私が師事していた時に故フローレス先生は既に70代後半でしたが、”昨日は朝方まで勉強してしまったよ”なんてよく仰っていましたし、マリオッティ先生のレッスンに伺うと、先生のピアノの周りには、よく先生がご自分で書かれた”練習ノート”(イタリア語なので全くわからないけど)のようなものが置いてあったり、たくさんの文献を取り寄せて読んでいらしたりします。それもあって、レッスンでの話しの引き出しがとても多くて、凄くわかりやすくて面白いのですが、先生達は世界中を飛び回ってあれだけお忙しくされてるのに、一体、いつ練習や勉強してるのかしら?と不思議でなりません。。
でも学ぶ事や、それを人に伝えること、そしてそれによって様々な方々との色々な出会いがあることは、私にとってはとても刺激的で楽しくて、そして幸せな事です。